塗装やリフォームの作業へ出掛けると、お客様の隣地が空き家というケースに何度か遭遇しました。
住んでいるかのように手入れされている場合もあるのですが、ポストから郵便物・配布物がはみ出ていたり、
外から見てもわかるほど建物が劣化しているお宅も多く見受けられて。

改めて調べたところ、空き家問題の切実さを感じました。

実際、空き家が放置されたままだと、「ゴミなどの不法投棄」「不審者など侵入や放火の恐れ」
「雑草が生い茂じ病害虫が発生したり、庭木が伸びて敷地外へ出てしまう」
「地震時の倒壊や、台風の強風雨により瓦が飛散する」など、近隣住民に迷惑がかかるだけでなく、
湿気によるカビやシロアリなど害虫の発生、雨漏りほか建物の劣化が進み、建物自体の価値を下げる
ことにもつながります。

全国的に空き家の増加が懸念される中、「空き家対策特別措置法」が施行されました。
この法律では、使用されていない期間がおおむね1年間など「空き家」を定義し、放置され危険なものを
「特定空き家」としました。

「特定空き家」に指定されると、自治体から修繕や撤去の指導や勧告、命令がきます。

従わない場合は過料の罰則が、また固定資産税が6分の1になる軽減措置は廃止され、税負担が増大します。

一方、介護や転勤、また相続してもすぐ住む予定がない場合など、急に空き家を抱える形となり、
どうしたら良いか悩まれる方もいます。
そこで同社で新たに始めた事業が「空き家管理サービス」

空き家を放置しておかないよう、所有者に代わって定期的に巡回・管理し、空き家の活用相談も承ります。

おかげさまで、今年創業81周年を迎えました。
地元に愛され、育てていただいた恩返しというわけではありませんが、安全・安心、住みやすい街で
あり続けるよう、使命感を持って『空き家管理』事業に取り組んでいきたいと思っています。

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